ガイガーカウンターの液晶画面には、通常「μSv/h(マイクロシーベルト毎時)」という単位が表示されます。これは「その場所に1時間滞在したときに人体が受ける放射線の影響度(等価線量・実効線量)」を示しています。
放射線の単位は混同されやすいため、以下の関係性を整理しておくことが重要です。
・1 Sv(シーベルト)= 1,000 mSv(ミリシーベルト)= 1,000,000 μSv(マイクロシーベルト)
日常で使われる「μSv/h」から年間の被ばく線量を概算する場合、単純計算では「測定値 × 24時間 × 365日」となります。ただし、一般的な生活では木造家屋による遮蔽効果(約0.4〜0.6倍の減衰)があるため、屋外8時間・屋内16時間滞在を想定した係数を掛けて年換算するのが実用的です。
日本国内における自然放射線レベルは、地域や地質(花崗岩地帯など)によって異なりますが、平常時のおよそ0.03〜0.15 μSv/h程度が一般的な目安です。法律上の一般公衆に対する人工放射線限度(医療被ばくや自然放射線を除く)は年間1 mSv(ミリシーベルト)と定められており、これは追加被ばく線量として毎時約0.19〜0.23 μSv/h程度に相当します。日常の測定で突発的に1.0 μSv/hを超えるような異常値が継続して出ない限り、パニックに陥る必要はありません。