修理費用を限界まで抑えたい場合、カー用品店で補修アイテムを揃えてセルフ補修(DIY)する選択肢があります。研磨とアルミパテを用いたDIYの基本手順と、プロへ依頼すべき境界線を解説します。
【DIYによるホイールガリ傷補修の標準ステップ】
- 洗浄・脱脂:ホイール用シャンプーとパーツクリーナーでブレーキダストや油分を完全に取り除く。
- マスキング:タイヤのゴム部分やホイールの無傷な箇所をマスキングテープと新聞紙で入念に保護する。
- バリ取り・研磨:耐水サンドペーパー(粗目320番〜中目600番)で削れて毛羽立った金属のバリを平らに削り落とす。
- アルミパテ充填:傷の深さに合わせて金属用エポキシアルミパテを練り合わせ、傷の溝に少し盛り上がるように埋め込む。
- 乾燥・成形研磨:パテが完全硬化(数時間〜半日)した後、耐水ペーパー(800番〜1500番)でホイールの元の曲線と段差がなくなるまで平滑に研磨する。
- 塗装・仕上げ:シリコンオフで再度脱脂後、アルミホイール専用カラースプレーを薄く数回に分けて重ね塗りし、最後にクリア塗料で保護・光沢出しを行う。
DIYにかかる材料費は総額3,000円〜5,000円程度で済みます。しかし、DIYで成功できるのは「傷の深さが1〜2mm未満の浅いリムの擦り傷」かつ「標準的なシルバー単色ホイール」に限られます。
ハイパーシルバーやブロンズ、ブラックポリッシュ、そして切削光輝のダイヤモンドカットホイールは、市販のスプレー缶では塗料の粒子感や光沢の反射率が一致せず、かえって補修跡が黒ずんだり浮き上がって目立ってしまう失敗事例が後を絶ちません。特殊塗装や高額な社外アルミホイールの場合は、最初からプロに依頼するのが賢明です。