事業費とは?管理費・経費との違いや勘定科目・按分計算を徹底解説

事業費とは?管理費・経費との違いや勘定科目・按分計算を徹底解説

事業費とは?管理費・経費との違いや勘定科目・按分計算を徹底解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

Q1:個人事業主やフリーランスの確定申告でも「事業費」という勘定科目は使いますか?
A1:個人事業主の青色申告決算書や収支内訳書には「事業費」という単一の科目は存在しません。代わりに「売上原価(仕入)」や「経費(旅費交通費、消耗品費、通信費など)」の各科目に直接振り分けて申告します。ただし、自宅兼事務所の家賃や光熱費を経費にする際は、業務で使用している割合を客観的に計算する「家事按分」が必要であり、事業費の按分と同じ考え方が適用されます。

Q2:英語の契約書や財務諸表で「事業費」を記載する場合、どの単語が適切ですか?
A2:文脈により適した表現が異なります。一般的なプロジェクトの直接支出であれば「Project Costs」、非営利法人や公共事業のプログラム費用であれば「Program Expenses」、企業の事業運営にかかる経常的費用全般を指すなら「Operating Expenses(OPEX)」を用います。管理費(Administrative Costs / G&A)との対比を明確にする際は「Program Expenses」が最も誤解のない表現です。

Q3:補助金の「対象事業費」として申請したものが否認される代表的な理由は何ですか?
A3:主な否認理由は、「交付決定日より前に発注・契約した支出(事前着手の禁止)」、「他事業や日常業務と共用できる汎用品(汎用PCや一般事務用品)の購入」、「従事時間のログ(タイムシート)が存在しない人件費」、「現金払いで領収書の宛名や明細が不明瞭な支出」の4点です。必ず事業専用であることの客観的証拠を残す必要があります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。