アーティスト「SKY-HI」としての鋭利な感性と、経営者「日高光啓」としての冷徹なまでに客観的な分析力。この二つの顔を完璧に両立させることは、容易ではない。過密なスケジュールの中で自らのライブツアーをこなしながら、経営方針の策定や所属アーティストの楽曲チェック、契約交渉までこなす日々に、周囲からは心配の声が上がることもある。
しかし本人は「プレイヤーであるからこそ、現場の苦悩や創作者の喜びが誰よりもリアルにわかる」と笑う。経営判断の迷いが生じたとき、常に立ち返るのは「音楽としてカッコいいか」「アーティストの人生にとってプラスか」というクリエイター視点だ。この二重構造こそが、BMSGという組織の最大の強みであり、強固な求心力の源泉となっている。