だが、単に「脱げばいい」「過激であれば勝ち」という時代も終わりを告げつつある。女優の水原希子らが性的シーンや肌の露出を伴う撮影現場でのハラスメント防止、出演者の権利擁護について声を上げたことは、日本のエンターテインメント産業に決定的な意識改革をもたらした。
現在では、胸部や露出を伴う演技の際には「インティマシー・コーディネーター」と呼ばれる専門職の立ち振る舞いが不可欠となっている。露出の範囲、触れ合いの度合い、衣装の固定方法まで事前に詳細な合意を形成する運用だ。規制と自由のせめぎ合いは、出演者を守るための合理的かつ健全なルール作りへと進化を遂げている。