順風満帆に見えたリノのアイドルへの道ですが、Mnetで放送されたサバイバル番組『Stray Kids』において、最大の試練に直面します。
番組第4話、最初のミッション評価において、J.Y. Park(パク・ジニョン)プロデューサーからまさかの最初の「脱落者」として宣告されたのです。当時指摘された脱落理由は、他メンバーに比べて練習生期間が極めて短かったことによる「基礎的なラップのミス」や「プレッシャーによる自信のなさ」でした。プロダンサーとしての完璧な技術を持っていた反面、ボーカルやラップといったトータルパッケージとしての表現力において、準備期間の短さが露呈した形となりました。
しかし、この挫折こそがリノの真価を証明する契機となりました。脱落後も腐ることなく、深夜まで一人で練習室に篭り、弱点とされたボーカルや発声、リズム感を徹底的に鍛え上げました。そして最終回、J.Y. Park氏から与えられたラストチャンスのステージで見事に進化した姿を見せつけ、奇跡の全員デビューを勝ち取ったのです。
当時の特番インタビューやドキュメンタリー映像で語られた「脱落した瞬間よりも、一緒に汗を流した仲間とステージに立てなくなることのほうが怖かった」という生の告白は、今もファンの胸を打つ名場面となっています。