田中裕二と山口もえが再婚した際、大きな注目を集めたのが「ステップファミリー」としてのスタートだった。当時、山口のもとには前夫との間に生まれた長女と長男がいた。新しく父親となる田中にとって、いきなり2人の子供の親になる決断は決して軽いものではなかったはずだ。
焦らず、無理に「父親」を演じようとしない——これが彼の取ったスタイルだったという。最初は一人の同居人、頼れる大人として接し、じっくりと時間をかけて心を通わせていった。子供たちの好きなアニメやゲームの話題に耳を傾け、休日のたびに公園へと連れ出す。そうした飾らない日常の積み重ねが、子供たちの心の扉を少しずつ開いていった。やがて自然な形で「パパ」と呼ばれるようになったエピソードは、多くの人々の胸を打った。