小型犬ブームが続く日本ですが、家族構成や日中の在宅時間によっては、体格がしっかりとした中型犬や大型犬の方がライフスタイルに合致するケースもあります。
共働き世帯でも安心できる「中型犬の飼いやすい犬種」
中型犬は小型犬よりも骨格や内臓が丈夫で、留守番中の体調急変リスクが比較的低いというメリットがあります。共働き世帯や室内飼育でおすすめできる代表格がフレンチブルドッグやキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。
フレンチブルドッグは無駄吠えが極めて少なく、室内で静かに過ごすことを好むため、日中6〜8時間の留守番にも適応しやすい気質を備えています。ただし、短頭種特有の熱中症リスクや皮膚ケアへの配慮が必要です。一方、柴犬などの日本犬系は自立心が強く留守番は得意ですが、警戒心の強さや換毛期の抜け毛量、頑固な一面があるため、初心者にはややハードルが高い犬種に分類されます。
室内でも穏やかに暮らせる「大型犬の飼いやすい犬種」
大型犬=飼育が困難というイメージを持たれがちですが、ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバー、スタンダードプードルは、非常に温厚で人間への協調性が高い犬種です。十分な運動時間を確保できれば、室内では落ち着いて過ごす個体が多く、無駄吠えの頻度も小型犬に比べて低い傾向にあります。
ただし、大型犬の受け入れには物理的な居住スペースと相応の経済的覚悟が求められます。生涯にかかる食費や医療費は小型犬の2〜3倍以上となり、将来の介護負担(25〜30kg超の体を抱えての移動や排泄介助)を長期的に担えるかどうかが厳密な判断基準となります。