ビジネスパーソンが特に注意を払うべきなのが、ビジネスシューズや本革パンプスへの消臭スプレー使用です。スニーカー感覚で外側や履き口付近から無造作にスプレーを吹きかけると、アルコールや溶剤によって「革の銀面の油分が抜けて色落ちする」「革の表面に輪ジミができる」といった取り返しのつかないトラブルを招きます。
本革仕様の靴に使用する場合は、以下の3原則を厳守してください。
1つ目は、「靴の外側のレザー部分に薬剤を絶対に付着させない」こと。スプレーする際はノズルをインソールのみに向け、アッパー(甲革)にかからないようタオル等でガードしながら噴射します。
2つ目は、「20cm以上の距離を保ち、1〜2秒の短時間噴射に留める」こと。局所的に液だれするほど濡らすとインソールの接着剤が剥がれたり、革の裏側から表革へシミが染み出したりする原因になります。
3つ目は、革靴専用として設計されたアルコールフリー、または革に優しい植物由来成分配合の製品を選ぶことです。万全を期すなら、まずはインソールの目立たないかかと部分でパッチテストを行ってから全体に使用することをおすすめします。