約3億円もの大赤字を出したにもかかわらず、なぜ赤城乳業は現在に至るまで攻めの変わり種を生み出し続けることができるのでしょうか。その背景には、同社の企業風土と独自のマーケティング思想があります。
赤城乳業のスローガンは「あそびましょ。」です。現場の社員が「面白い」「世の中を驚かせたい」と感じたアイデアを否定せず、失敗を恐れずに挑戦させるカルチャーが根付いています。実際にナポリタン味で巨額の損失を出した際も、開発担当者が責められることはなく、むしろ「よくそこまで攻めきった」と社内で称えられたという逸話が残っています。
定番商品でしっかりと収益基盤を固めているからこそ、遊び心に全振りした挑戦的なフレーバーを投入し、ブランド全体の認知度と親近感を維持し続ける戦略が成り立っています。