乾いた後のレーヨンは、特有の細かい縮みジワが発生しやすい状態にあります。ここで無理に強い摩擦を与えるとテカリ(アタリ)が生じて風合いが損なわれます。
シワを綺麗に伸ばすには、アイロンの温度設定を中温(120〜140℃)に設定し、必ず綿などの薄い布で当て布をしてからアイロンを当てます。生地に直接アイロン面を押し付けると、熱で繊維が潰れて不自然なテカリが発生するためです。
また、レーヨンのシワ伸ばし方として極めて有効なのが、アイロンを生地から2〜3cm浮かせた状態でスチームのみを吹きかけ、手で軽く縦横に引っ張りながら形を整えるテクニックです。蒸気の微小な水分子が繊維の緊張をほどき、ふんわりとしたドレープ感を蘇らせることができます。