まず楽曲の基本情報として、タイトルの「勿忘」の読み方は「わすれな」です。植物の「勿忘草(ワスレナグサ)」、そしてその花言葉である「私を忘れないで」「真実の愛」に由来しています。本作は2026年1月27日に先行配信され、同年2月10日発売の3rdアルバム『Grower』に収録されました。
誕生のきっかけは、映画『花束みたいな恋をした』(菅田将暉・有村架純W主演、坂元裕二脚本)の試写をバンドメンバーが鑑賞したことでした。当時の特番インタビューや公式取材において、ボーカル&ギターのatagiは「試写室を出た瞬間、感情が溢れ出して放心状態になった。この感動をどうしても音楽として形に残さなければならないという強い衝動に駆られた」と述懐しています。
映画サイドから事前にオファーを受けて制作された通常のタイアップとは異なり、メンバーが作品に心を奪われ、いわば“衝動的なファンアート”のように自主制作したデモテープが映画制作陣の心を動かし、公式インスパイアソングおよび劇中を彩る重要な楽曲として採用されたという異例の経緯を持っています。