現在最も被害額が膨らみやすい形態が、マッチングアプリ投資詐欺と暗号資産ロマンス詐欺の複合型です。恋愛感情が十分に高まったタイミングで、犯人は「二人の将来の結婚資金を作ろう」「私がお金を増やしてあげる」と投資の話を切り出します。
誘導されるウェブサイトやアプリは、実在する正規の金融機関や暗号資産取引所に酷似させて作られた偽のプラットフォームです。最初のうちは少額の投資で「実際に利益が出て出金できる」という体験を意図的にさせ、被害者を完全に信用させます。
信用した被害者が数百万から数千万円単位の資金を入金した途端、事態は急変します。資金を引き出そうとすると「出金には税金や保証金が必要」「マネーロンダリングの疑いで口座が凍結されたため解除費用がかかる」などと理由をつけ、さらなる金銭を要求し続けます。最終的に資金が尽きるか詐欺だと問い詰めた時点で、相手との連絡は完全に途絶えます。