おとぼけビ~バ~が海外で巻き起こしている現象は、単なる「日本カルチャーの珍奇さ」による一時的なブームではありません。アメリカ最大級の野外フェス「コーチェラ」や、イギリスの「SXSW」、スペインの「Primavera Sound」などで彼女たちが見せたステージは、現地の辛口な音楽ファンや批評家たちを完全にノックアウトしました。
米ピッチフォーク(Pitchfork)や英NMEといった世界的音楽メディアは、アルバム『いてこまヒッツ』『スーパーチャンポン』に対し軒並み高得点を付与。さらに、デイヴ・グロール(Foo Fighters)やトム・モレロ(Rage Against the Machine)ら世界のトップロッカーたちが公の場で熱烈な賛辞を送り、自らのSNSで楽曲をシェアしたことで人気は一気に沸騰しました。
海外ファンが熱狂する最大の理由は、「コンマ数ミリのズレも許さない超絶技巧の演奏力」と「制御不能に見えるアグレッシブなステージング」の強烈なギャップです。楽曲の多くは1分〜2分台と極めて短く、その中に目まぐるしいテンポチェンジ、キレ味鋭いブレイク、複雑な変拍子が凝縮されています。観客は一瞬でアドレナリンを限界まで引き上げられ、日本語の意味を完全に理解していなくとも、その音圧と表現力だけで会場全体が巨大なモッシュピットと化すのです。