ネット上の動画共有サイトやSNSでは、度々「ネバーランドが不気味な廃墟になっている」というセンセーショナルな投稿が拡散されます。しかし、現地の航空写真や不動産登記データ、地元関係者への取材から浮かび上がる実態は、都市伝説とは大きく異なります。
確かに、2005年の無罪判決後にマイケルが「二度とここを我が家とは呼ばない」と語って退去し、2008年頃にかけて観覧車、ジェットコースター、メリーゴーラウンドなどの大型遊具はすべて解体・撤去されました。動物園にいたゾウやチンパンジーなどの動物たちも各地の保護施設や専門施設へと移送されています。この時期に撮影された無人の遊戯施設跡や干上がった池の写真が、「廃墟」というイメージを決定づけました。
しかし、土地自体が完全に放棄された事実は一度もありません。遺産管理団体とコロニー・キャピタル、そして現在のロン・バークル氏によって、メインハウスや駅舎、象徴的な花時計などの基本構造は常に管理され、近年は大規模な改修工事とインフラの再整備が施されています。