マミー日焼け止めを巡る議論のなかには、オーガニック志向や自然派志向の過熱から生じた誤解がいくつか存在します。
典型的な盲点が「食品成分でできているから、万が一目に入ったり舐めたりしても問題ない」という錯覚です。メーカーが示す「食品成分」は安全基準の目安であって、本製品はあくまで外用塗布用に設計された化粧品です。目に入れば当然激しい痛みを伴いますし、誤飲を推奨するものではありません。子どもが手を口に入れる癖がある時期は、手の甲や指先への塗布を避ける配慮が求められます。
もう一つの誤解は、「界面活性剤や防腐剤が入っていないから絶対に酸化・劣化しない」という思い込みです。防腐剤フリー処方であるからこそ、容器の口元に汚れが付着したまま放置したり、直射日光の当たる高温多湿な場所に長期間置いたりすると、一般的な防腐剤配合製品よりも品質変化を起こしやすい側面があります。昨シーズンの使い残しを翌年の夏に持ち越して再利用することは避け、開封後は半年以内、長くてもワンシーズンで使い切るのが肌トラブルを防ぐ鉄則です。