ネット上の情報コミュニティでは「ウェットフードばかり与えると歯周病になる」「ちゅーるを薄めて水として飲ませるのは体に悪い」といった誤解や偏った言説が散見されます。しかし、水分摂取という生命維持の観点から見れば、これらのおやつやウェットフードは最も強力な武器となります。
ウェットフード(パウチや缶詰)の水分含有率は約75〜85%に達します。野生下の肉食動物が摂取していた水分の形態に最も近く、胃腸への負担を最小限に抑えながら自然に水分を体内へ送り込むことができます。「ドライフードを主食にしなければならない」という固定観念を捨て、朝晩の食事のうち1食を総合栄養食基準のウェットフードに切り替える、あるいはドライフードの上にウェットフードをトッピングするだけで、1日の水分摂取量は劇的に跳ね上がります。
また、嗜好性の高いペースト状おやつである「CIAOちゅーる」を活用した「ちゅーる水」は、飲水拒否を起こしている個体に対する極めて即効性の高いアプローチです。作り方は極めてシンプルで、器にちゅーる半本分を入れ、30〜50mlのぬるま湯(35℃前後の人肌程度)を注ぎ、ダマが残らないよう完全に溶かすだけです。
猫は嗅覚で獲物や水の鮮度を認識するため、冷たい水よりも人肌程度に温められたスープのほうが匂いの揮発性が高く、強い食欲・飲水欲を刺激されます。1日数回のちゅーる水を与えることで、おやつのカロリー制限(1日あたりの摂取カロリーの10%以内)を守りつつ、100ml以上の追加水分を苦労なく摂取させることが可能になります。