グラウンドでやりの本数をむやみに投げるだけでは、悪いフォームが定着したり関節を痛めたりするリスクが高まります。短期間で正しい連動を身につけるための効果的な練習メニューを導入しましょう。
1. フェイスタオルを使ったシャドースロー
タオルの端を結んで重りを作り、正しいリリースポイントを確認するドリルです。肘が下がるとタオルが鋭く風を切る「バチン」という音が鳴りません。肘を高く保ち、身体の前で鋭く音が鳴るフォームを体幹主導で反復します。
2. メディシンボールのオーバーヘッドスロー(前投げ)
1〜2kg程度の軽いメディシンボールを両手で持ち、足を前後に開いた状態から全身のしなりを使って前方に放り投げます。下半身からのパワー伝達と、胸椎(胸の骨)の伸展・回旋の感覚を養うのに最適なメニューです。
3. 立ち投げ(スタンディングスロー)からのステップアップ
最初から助走をつけず、まずは足を固定した立ち投げで、やりの軸がブレずにまっすぐ飛ぶ感覚を身体に染み込ませます。きれいに飛ぶようになったら「3歩助走」「5歩助走」「全助走」と段階的にスピードを上げていきます。