この発見は、単なる「新しい恐竜が見つかった」というニュースに留まらない。これまでの進化系統樹において、これほど発達した前肢を持つ大型捕食者の系統は、白亜紀後期にはすでに衰退していたと考えられていたからだ。今回の発見は、その定説を真っ向から否定するものとなる。
東京大学の古生物学研究グループは、「この化石は、アジアと北米を結ぶ陸橋を通じて、独自の進化を遂げた系統が存在した証拠だ」と指摘する。教科書が書き換わるのは時間の問題であり、世界中の研究機関が共同研究のオファーをヤクーツクへ送っている状況だ。