MriとCtの決定的な違いとは?被ばく・費用・得意な病気を完全比較

MriとCtの決定的な違いとは?被ばく・費用・得意な病気を完全比較

MriとCtの決定的な違いとは?被ばく・費用・得意な病気を完全比較の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

Q1:頭痛が続いています。病院に行くならMRIとCTのどちらがある病院を選ぶべきですか?
A1:「バットで殴られたような突然の激痛」や意識障害を伴う場合は、クモ膜下出血の疑いがあるため、迷わず救急車を呼び、即座にCTが撮れる救命救急センターを受診してください。一方で、数週間前から締め付けられるような痛みが続く、徐々に悪化しているといった慢性頭痛の場合は、隠れた脳腫瘍や微小脳血管障害、慢性硬膜下血腫などを精密に精査できる脳神経外科や脳神経内科で、頭部MRI/MRA検査を受けるのが適しています。

Q2:CT検査を短期間に何回も受けると、将来がんになるリスクは高まりますか?
A2:国際放射線防護委員会(ICRP)などの基準によると、100mSv以下の低線量被ばくにおいて統計的に有意ながん発生リスクの増加を証明することは極めて困難とされています。一般的な頭部や胸部のCT検査(2〜7mSv程度)を数回受けたからといって、過度に恐れる必要はありません。ただし「無駄な被ばく」は避けるべき(ALARAの原則:合理的に達成可能な限り低く)であるため、過去の撮影データや画像を他院から持参・共有し、重複撮影を避けることが推奨されます。

Q3:歯のインプラントや歯科矯正用の金属が入っているとMRI検査は受けられませんか?
A3:現代の一般的な歯科インプラントは純チタンまたはチタン合金で作られており、これらは非磁性体であるため、磁石に引き寄せられたり検査中に発熱したりする危険性は基本的にありません。検査自体は安全に受けられます。ただし、口元に近い頭部や顎のMRIを撮影する場合、金属の周囲で磁場が乱れ、画像が大きく歪んで診断が難しくなる「金属アーチファクト」という現象が生じる可能性があります。予約時および検査前の問診時に、インプラントや矯正器具の存在を技師に申告してください。

山田 真由
著者

山田 真由

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