春アウターの代表格であるトレンチコートを着る時期として最適なのは、日中の最高気温が安定して13〜15度を超えるタイミングです。冷たい風を通しにくい高密度なコットンや撥水ナイロン素材のコートは、この時期特有の強風を防ぐ防風アイテムとして非常に優れています。
とはいえ、3月上旬の風は芯まで冷える日も少なくありません。そこで必須となるのが、スマートなインナーダウン活用術です。Vネック仕様の薄手ライトダウンやパッカブルベストをトレンチコートの裏に仕込むだけで、見た目のシルエットを崩さずに真冬並みの防寒性を手に入れることができます。
3月のアウター選びでは、「1枚で完結させようとしないこと」が何より重要です。日中の暖かい時間帯はインナーダウンを脱いでバッグに収納し、夕方の冷え込みに合わせて再び着用する。このフレキシブルな対応力こそが、春先をスマートに乗り切る大人の知恵です。