国公立獣医学部2026完全攻略|医学部並みの偏差値序列と倍率の真相

国公立獣医学部2026完全攻略|医学部並みの偏差値序列と倍率の真相

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国公立獣医学部の難易度を語る上で、まず直視すべきは「枠の絶対的な少なさ」です。医学部医学科が国公立だけで50校以上、定員約5,800名を擁するのに対し、獣医学部は国立10校、公立1校(大阪公立大学)の計11大学、全定員を合算しても約370名しかありません。この圧倒的な募集人数の少なさが、偏差値以上の競争激化を生み出す元凶となっています。

予備校各社の最新追跡データによると、総合的な難易度序列の頂点に君臨するのは、進学選択(底光りする進学振り分け)を経由する東京大学農学部獣医学専修と、旧帝国大学の威信を誇る北海道大学共同獣医学部です。東京大学は理科二類からの進学難易度が極めて高く、共通テスト得点率は事実上88%〜90%が要求されます。また北海道大学も共通テストボーダー80%〜83%、二次偏差値65.0〜67.5をマークしており、地方国立大学の医学部医学科と完全に重複する学力帯です。

それに続くのが、首都圏唯一の国立獣医学科である東京農工大学共同獣医学科と、公立大学として唯一獣医学部を擁する大阪公立大学獣医学部です。いずれも共通テストボーダーは78%〜82%、偏差値は62.5〜65.0を記録しており、都市部在住のハイレベル層が私立併願を視野に入れつつ第一志望として死守する構図が定着しています。

地方に位置する帯広畜産大学、岩手大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学の7校に関しても、決して「易しい」わけではありません。共通テストボーダーは最低でも74%〜78%、二次偏差値60.0〜62.5がボーダーラインとなっており、少しのミスで足切り(第一段階選抜)にかかるリスクを常に孕んでいます。「国公立獣医は医学部よりワンランク下」という認識は過去の遺物であり、問題形式や倍率を考慮すれば、国公立医学部中位〜下位校と同等の緊張感を強いられるのが紛れもない実態です。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。