Q1:S字結腸と直腸の明確な違いや位置関係は?
A1:下行結腸から続いて左下腹部でカーブを描いているのがS字結腸で、そこから骨盤の中央を通って肛門へと一直線に伸びる約15〜20cmの管が直腸です。S字結腸は便を一時保管して適度な固さに整え、直腸は便が到達したことを感知して脳へ排便シグナルを送る役割を持ちます。
Q2:押すと硬いしこりのようなものがあるのですが、便でしょうか?それとも腫瘍?
A2:左下腹部に触れる細長いソーセージ状のしこりは、S字結腸内に溜まった硬い便(宿便)であることが大半です。排便後に小さくなったり消えたりする場合は便の可能性が高いですが、排便後も硬い塊が触れ続ける場合や徐々に大きくなっている場合は、自己判断せず消化器内科で超音波や触診、内視鏡検査を受けてください。
Q3:大腸内視鏡検査でS字結腸を通過するときが痛いと聞きましたが本当ですか?
A3:S字結腸は急激に曲がっているため、スコープが通過する際に腸壁が引っ張られて痛みを感じやすい部位であることは事実です。しかし、現在は腸を無理に伸ばさない「軸保持短縮法」などの高度な挿入技術や、痛みをほとんど感じない浅い鎮静下での検査が普及しているため、過度に恐れる必要はありません。