大手育児コミュニティやSNS上の相談掲示板では、「急に子供から聞かれて顔から火が出るほど恥ずかしかった」「夫とどう説明するかで意見が割れた」といったリアルな悩みが日常的に投稿されています。
日本家族計画協会の調査データによると、小学生の保護者の約7割以上が「家庭での性教育の必要性を感じている」と回答している一方で、「具体的にどう教えてよいか分からない」と悩む親も6割を超えています。昭和から平成にかけて主流だった「寝た子を起こすな」という消極的なスタンスが、現代の保護者自身の知識不足を招いている背景が浮き彫りになっています。
助産師や性教育アドバイザーの講演会に寄せられる手記では、次のような生々しい告白が見られます。
「小4の息子が友達同士の間違った下ネタを信じ込んでいてショックを受けた。もっと早く、親の口からきちんとした図解を見せて話しておけばよかった」
「タブーにせずオープンに答えたところ、娘が身体の悩みを何でも相談してくれるようになり、親子の信頼関係が強まった」
現場の教育関係者や小児科医が口を揃えるのは、「大人が恥ずかしがると、子供は性に罪悪感を持つ」という事実です。子供からの問いかけは、性的な興味ではなく「自分という存在のルーツを知りたい」という純粋な知的探求心です。大人の側の照れを捨て、ニュートラルな医療・科学の視点で対峙することが求められます。