角を丸めた愛らしいシルエット「シカクマル」をコンセプトに掲げたスタイリングは、登場から月日が流れた今も新鮮さを失っていない。従来のミニバンにありがちだった無骨なオラオラ感や、ギラついたフロントマスクとは一線を画し、欧州のコンパクトカーを思わせるエスプリと愛嬌を両立させている。サイドプロテクターのバンパーデザインは、万が一の擦り傷にも配慮した実用的なアプローチであり、機能美と視覚的な軽快感が見事に融合している。
ボディカラーの選定においても、従来のミニバン市場の常識を覆した。アースカラーを中心とした落ち着いた色合いは、住宅街の景観や自然の風景に見事に調和する。道具としての頑丈さを感じさせながらも、愛着を持って長く乗り続けたくなるデザイン設計こそが、指名買いを増やし続けている最大の要因と言える。