私たちが普段接しているインターネット空間は、主に3つの階層に分類されます。氷山に例えられるこの構造を理解することが、実態を掴む第一歩です。
第1層は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで誰でも容易に見つけられる「サーフェスウェブ(表層Web)」です。ニュースサイト、企業の公式サイト、SNSの公開投稿などがこれに該当しますが、実はWeb空間全体のわずか4〜10%程度にすぎません。
第2層は、検索エンジンの巡回ロボット(クローラー)がアクセスできない「ディープウェブ(深層Web)」です。パスワード保護された社内データベース、オンラインバンキングのマイページ、クラウドストレージ、有料会員サイトなどが含まれます。「ディープ」という響きから不穏な印象を持たれがちですが、現代のWebトラフィックの大半を占めるごく日常的なシステムです。
そして第3層に位置するのが「ダークウェブ」です。ディープウェブの最深部に存在し、通常のWebブラウザでは閲覧できず、特殊な暗号化通信プロトコルと専用ソフトウェアを用いてのみ接続可能な極めて限られた領域を指します。