彼の懸賞金史を振り返ると、いかに世界政府の評価が二転三転してきたかがわかる。若き日にルーキーとして海へ出た際、元々の提示額は8100万ベリだった。この数字だけ見ると、現在の新世界基準では控えめな印象を受けるかもしれない。
だが、ここには「懸賞金の凍結」という制度上のカラクリがあった。王下七武海に加盟した時点で手配書の追跡はストップする。つまり、8100万ベリという額面は、彼が20代前半で加盟した時点の「過去の評価」に過ぎなかったのだ。
インペルダウン脱獄、マリンフォード頂上戦争での縦横無尽な暗躍、そして新世界での事業再建。潜伏期間中に蓄えられた真の脅威度が、王下七武海制度の撤廃によって一気に解禁された。8100万ベリから19億6500万ベリへの跳ね上がりは、凍結されていた評価の適正化と新勢力加算が同時に押し寄せた結果なのだ。