ZARDとして彗星のごとく登場する前、彼女は蒲池幸子名義で活動していた。そのキャリアの最初期に刊行された写真集『NO GOAL』は、後のミステリアスな歌姫像とは一味違う、みずみずしい躍動感にあふれた一冊として知られる。
しかし、本質は変わっていない。レンズの奥を見つめる凛とした眼差しには、後にミリオンセラーを連発するトップアーティストの萌芽がすでに宿っていた。出版業界においてこの初期作品は、一人の女性がアーティストとして覚醒していく過渡期を捉えた貴重なドキュメントとして、プレミアム価格で取引される伝説的な存在となっている。