試合展開が常に計算通りに進むとは限らないのが野球の難しさです。そのため、状況に応じた専門職的なリリーフ投手が重宝されます。
先発投手が序盤でノックアウトされた場合や、延長戦に突入した際に重宝されるのがロングリリーフです。1イニング限定ではなく、2〜4イニングを跨いで投げ切るスタミナとゲームメイク能力が求められ、投手陣の消耗を防ぐ「縁の下の力持ち」として欠かせません。
また、特定の左打者や強打者1人だけを打ち取るために投入されるワンポイントリリーフも存在します。メジャーリーグ(MLB)では投手交代の時間短縮を目的に「打者3人またはイニング終了まで投げなければならない」という「3バッターミニマムルール」が導入されていますが、日本プロ野球では変則左腕によるワンポイント起用など、緻密な戦術対決が今なおファンの視線を集めています。
なお、救援投手がブルペンからマウンドへ移動する際に使用されるリリーフカーも、プロ野球ならではの風物詩です。かつてのオープンカー仕様から電気自動車への刷新など進化を遂げつつ、球場のボルテージを一気に高める重要な演出装置としても親しまれています。