一般に公立中学校には入試選抜がないため、公式な「偏差値」は存在しません。しかし、高校受験情報誌や地元進学塾の模試データに基づけば、京山中学校の生徒全体の平均学力水準は偏差値58〜62相当と推計され、中堅私立一貫校の学力層と完全に重複しています。
その証左となるのが、岡山県公立高校のトップに君臨する岡山朝日高校への進学実績です。京山中学校からの岡山朝日高校合格者数は、年度による増減はあるものの例年40名前後から多い年では50名前後に達します。全校生徒数に対する合格割合は県内公立トップクラスであり、学年の上位10%〜15%前後が県最難関の扉を突破していく計算になります。さらに、岡山城東高校や岡山一宮高校などの上位進学校を含めると、学年の上位3割以上が県内トップクラスの普通科へ進学していきます。
ただし、ここで注意すべきは定期テストの過酷な競争環境です。生徒の基礎学力が高いため、定期考査で平均点が80点近くに達することも珍しくありません。岡山県の公立高校入試では内申点が重視されますが、京山中学校では「85点を取ったのに通知表の評価は4にとどまる」といった事態が日常的に起こります。県内の他校であれば簡単に「5」が付く実力を持った生徒が、京山中内部では相対的に低く評価されてしまうという「内申点の逆境」が存在することは、入学前に必ず把握しておくべき現実です。