IMAXを語る上で絶対に外せないのが、標準的な「IMAXレーザー(商用シングルレーザー)」と、極限仕様である「IMAXレーザー/GTテクノロジー」の違いです。
全国に数十館展開されている一般的なIMAXレーザーシアターのアスペクト比は最大1.90:1(一般的なシネスコ画面より上下が少し広い比率)です。一方、GTテクノロジー(Grand Theatre Technology)と呼ばれる規格は、専用の超大型4Kツインレーザープロジェクターを用い、かつての70mmフィルムIMAXと同じ1:1.43という正方形に近い超巨大画角を投影できます。
このGTテクノロジーを体験できるのは、日本国内で以下の2館のみです。
- グランドシネマサンシャイン池袋(東京都豊島区・シアター12):高さ18.9m×幅25.8m。ビル6階分に相当する国内最大級スクリーン。
- 109シネマズ大阪エキスポシティ(大阪府吹田市・シアター11):高さ18m超×幅26m。西日本唯一のGTテクノロジーシアター。
クリストファー・ノーラン監督作品や『デューン 砂の惑星』シリーズのように、IMAXフィルムカメラで撮影されたフルサイズ対応作品をこれらの劇場で鑑賞すると、天地の黒帯が消え去り、視界の限界を超えた映像が網膜を覆い尽くします。映画館関係者の証言でも「池袋やエキスポシティのGTスクリーンは、映画を見るというより映像の瀑布に飛び込む体験に近い」と表現されるほど、通常の上映館とは一線を画す異次元の鑑賞体験が待っています。