山鉾巡行当日は、巨大な山鉾が交差点を90度ダイナミックに方向転換する「辻回し(つじまわし)」を一目見ようと、早朝から交差点周辺が埋め尽くされます。特に四条河原町や河原町御池は幾重にも人垣ができ、後方からではほとんど視界が遮られてしまいます。
人混みを避けて巡行をしっかりと肉眼に焼き付けたい場合、以下の穴場エリアの活用が極めて有効です。
1. 御池通の北側歩道(市役所前〜烏丸御池間)
有料観覧席が設置される御池通ですが、北側の歩道部分は道幅が広く、四条通に比べると立ち止まって鑑賞しやすいスペースが残されています。ビルの陰になる時間帯を選べば、直射日光を遮りながら巡行を見届けることが可能です。
2. 新町通・室町通(巡行終盤の狭い路地)
辻回しを終えた山鉾が各町家へと戻っていく新町通や室町通は、大通りとは全く異なる大迫力の光景が広がります。家々の軒先をかすめるように巨大な鉾が通り抜ける瞬間は圧巻。道幅が狭いため安全確保には十分な注意が必要ですが、祇園祭本来の臨場感を肌で味わえる通好みの鑑賞ルートです。
3. 「後祭の山鉾巡行」を選択する
混雑回避の決定的な裏ワザといえるのが、前祭ではなく7月24日の後祭山鉾巡行を狙うアプローチです。前祭に比べて観覧客の数が落ち着いており、巡行開始の直前でも視界の良い場所を確保しやすい傾向にあります。同日に開催される華やかな「花傘巡行」も合わせて楽しめる点も見逃せません。