事件の一報が全国に報じられた直後から、ネット掲示板やSNSでは加害者たちの「特定班」が活発化しました。なかでも成人の主要容疑者として名前と顔写真が公表された川村葉音の実家に対しては、凄まじい勢いでデジタルタトゥーが刻まれることになりました。
報道各社および近隣住民の証言によると、道内にある川村葉音の実家には、事件直後から連日メディアの取材陣が押し寄せただけでなく、一般人による無断撮影、敷地内への侵入、無言電話などの過激な私刑(リンチ)行為が相次ぎました。郵便ポストへの嫌がらせの投函や、外壁を撮影した動画が動画プラットフォームに拡散される事態にまで発展しています。
こうした深刻な事態を受け、川村葉音の両親は事件から程なくして住み慣れた自宅を離れ、事実上の避難生活へと追い込まれました。近隣住民の一人は当時の様子について、「電気が消えたまま数日が過ぎ、夜間に荷物を運び出して引っ越していかれた。地域との交流も断たれ、近所でもこの話題に触れること自体がタブーになっている」と明かしています。2026年現在、実家だった建物は空き家同然の状態で管理されており、両親は親族の支援を受けながら、世間の目から身を隠すようにひっそりと暮らしているのが実情です。