コンビであるキングコングの存在感も、かつてないユニークな領域に達している。相方である西野亮廣は、絵本作家としての活動や映画『えんとつ町のプペル』の大ヒット、さらにはオンラインサロンの運営など、ビジネスとエンタメを融合させた独自の道を突き進んできた。一見すると対極のベクトルを進んでいるように見えるふたりだが、その根底には固い絆と相互へのリスペクトが存在する。
お互いが独立したプラットフォームとファンベースを持ち、それぞれの領域でトップクラスの成果を出し続けることで、キングコングというコンビの価値はかえって高まった。二人揃って舞台に立つ漫才マイクの前では、長年培われた呼吸が瞬時に蘇る。個々の挑戦がコンビの熱量を引き上げるという、お笑い界でも前例のない幸福な相乗効果がここにある。