気温の側面からも、都心の気象は過酷さを増している。上空高くを覆うチベット高気圧と、その下に重ねて張り出す太平洋高気圧。このふたつの巨大な高気圧が首都圏の上空で重なる「二重高気圧」の発生頻度が高まっているのだ。
二重高気圧に覆われた日は、強い下降気流によって空気が圧縮され、地表付近の気温が異常な高さを記録する。さらに恐ろしいのは、この猛烈な熱気が夕方にかけて強烈な上昇気流を生み出し、一気に激しい雷雨やヒョウを引き起こす点だ。猛暑と突発的な豪雨は表裏一体の関係にあり、都心に住む人々は常にこのダブルパンチに警戒を強める必要がある。