室蘭のソウルフードとして定着したカレーラーメンですが、その源流は1965年に創業者の高梨幸朝氏が苫小牧で創業した「味の大王」に遡ります。その後、1971年に室蘭市輪西町へ進出し、1972年に現在の室蘭中央町へと拠点を移して誕生したのが、現在の「味の大王 室蘭本店」です。重工業で栄えた室蘭の労働者たちに「安くて腹持ちがよく、冷えた体を芯から温める一杯」を提供したいという情熱から改良が重ねられ、半世紀以上にわたって愛されるご当地グルメへと昇華しました。
室蘭本店のスープは、豚骨や鶏ガラをベースに香味野菜を長時間煮込み、十数種類の厳選スパイスを独自ブレンドした自家製カレーペーストを合わせて作られます。最大の特徴は、丼の底までしっかり絡みつく濃厚なとろみとスパイシーな刺激です。ただ辛いだけでなく、野菜のフルーティーな甘みと動物系出汁の深いコクが複雑に重なり合い、最後の一滴までレンゲが止まらなくなる中毒性を生み出しています。