ガミースマイルが発生するメカニズムは、単一の要素ではなく主に3つの要因(あるいはそれらの複合)に分類されます。適切なアプローチを選ぶためには、自身の状態がどのガミースマイル原因に起因しているかを把握することが出発点となります。
① 上顎の骨格的な問題(骨性要因)
上顎骨(上あごの骨)が前方に突き出ている「上顎前突(出っ歯)」や、上顎の縦幅そのものが過度に長い骨格の場合、上唇を持ち上げた際に構造上どうしても歯茎全体が押し出されます。表参道や銀座の審美歯科クリニックの臨床データによると、日本人に特に多く見られるパターンです。
② 上唇を引き上げる筋肉の過剰発達(筋性要因)
上唇挙筋や上唇鼻翼挙筋といった、口元を上に引き上げる表情筋の緊張・収縮力が過度に強い場合です。骨格や歯並びに異常がなくても、笑った瞬間に唇が想定以上にめくれ上がって歯茎が露出します。
③ 歯のサイズ・歯茎の被さり・萌出位置(歯性・歯肉性要因)
歯自体が小さい矮小歯(わいしょうし)であったり、歯茎が歯冠に過剰に被さっている場合、歯の見えている面積が狭くなり、相対的に歯茎の幅が広く見えます。また、前歯が生えている位置が低すぎる場合も同様の現象が起こります。