生理の2週間前というタイミングは、出血だけでなく、実に多彩な身体症状が複合的に押し寄せます。インターネット上のコミュニティ(知恵袋やSNS)や当メディアが独自に実施したヒアリング調査でも、多くの女性が強い戸惑いを口にしています。
都内のIT企業に勤務する29歳女性の手記には、当時の切迫した心境が克明に綴られています。
「生理が終わってやっと1週間ほど経ち、体が軽やかになったと思った矢先でした。トイレに行くとペーパーに薄い赤褐色のシミがつき、右の下腹部がズキズキと痛む。まだ生理予定日まで14日もあるのに『もしかして前回の生理だと思っていたものは不正出血で、実は妊娠しているのでは?』とパニックになりました。ネットで検索すればするほど『着床出血』や『子宮頸がん』といった不穏な単語ばかりが目に入り、仕事が手につかなくなってしまいました」
この女性は不安に耐えかねて翌日レディースクリニックに駆け込みましたが、経膣超音波検査の結果は「まさに右側の卵巣から排卵した直後」。医師からは排卵痛と排卵期出血であると告げられ、胸をなでおろしたといいます。
臨床の現場でも、生理2週間前 おりものの変化に関する相談は後を絶ちません。排卵期が近づくと、頸管粘液の分泌が活発化し、生卵の白身のように透明でよく伸びる(牽引性の高い)おりものが増加します。このゼリー状のおりものの中に、わずかな血液が混じってピンク色や茶褐色に見えるケースが極めて多いのです。
さらに、「排卵痛 いつから」という疑問に対しては、排卵の2〜3日前から違和感が始まり、排卵当日に痛みがピークに達して1〜2日以内にスッと消える、という経過をたどるのが典型的です。また、この時期からプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が立ち上がる影響で、「生理2週間前 胸の張り」を感じ始める方も珍しくありません。胸の外側が痛む、乳頭が過敏になるといった変化は、ホルモンが正常にスイッチした証拠でもあります。