テレビ番組の画面越しに見る純烈は、いつも笑顔で軽快なトークを繰り広げていますが、その活動実態は日本のエンタメ界でも屈指の過酷さを誇ります。地方の健康センターやホテルをマイクロバスで移動し、昼夜2公演を連日こなしながら、終演後には何百人ものファンと至近距離で握手やツーショット撮影に応じる――。この「泥臭い営業スタイル」こそが彼らの生命線であり、同時にメンバーの心身を削る要因でもありました。
SNSやファンコミュニティ、コンサート現場に通い詰める熱心なファン(通称・マダム層)の間では、メンバーの去就に対して極めて現実的かつ温かな声が上がっています。
「地方公演の握手会で間近に見ると、メンバー全員の疲労が隠せない日がある。岩永さんが娘さんとの時間を優先したいと聞いた時、責めるファンなんて一人もいなかった」(50代・現場常連ファン)
「脱退があるたびに酒井さんがすべてを包み隠さずファンに直接語りかけてくれるから、私たちは裏切られたと感じない。むしろ残ったメンバーを支えなきゃという連帯感が強くなる」(60代・ファンクラブ会員)
ファンが求めているのは「完璧にパッケージされた無傷のアイドル」ではなく、「不器用ながらも必死に人生ともがき、家族やファンを愛する等身大の男たち」の姿です。だからこそ、メンバーの離脱というネガティブな出来事さえも、ファンとグループの結束を強めるファクターへと昇華されてきたのです。