コミュニティや知恵袋を検証すると、「掃除のためにキーを外したら文字が入力できなくなった」「スペースキーがグラグラになって戻らない」といった相談が連日のように投稿されています。その大半を占めるのが、自己流の無理な分解による事故です。
「キーの隙間にゴミが見えたので爪切りや定規を突っ込んで持ち上げたら、パキッと音がして軸の十字部分がキャップ側に埋まったまま折れた」という手記は典型的な事例です。埋まった破片を取り出すのは至難の業であり、最終的に高額なキースイッチ全体のハンダ付け修理や買い替えに至るケースが少なくありません。
また、ノートPCのキーボード清掃でキートップをすべて剥がし、パンタグラフの向きが分からなくなって復旧不能に陥るトラブルも頻発しています。専門的な構造知識を持たないまま「外せば簡単に洗える」と思い込むネット上の短絡的な情報を鵜呑みにするのは極めて危険です。