永作博美さんの芸能活動の原点は、1989年にフジテレビの夕方バラエティ番組『パラダイスGoGo!!』内のタレント育成講座「乙女塾」の1期生として選ばれたことに始まります。同年に松野有里巳さん、佐藤愛子さんとともに結成された3人組アイドルグループ「ribbon」のメンバーとして、シングル『リトル☆デイト』で鮮烈なCDデビューを果たしました。
当時のアイドル界はいわゆる「アイドル冬の時代」と呼ばれ、歌番組の激減など厳しい逆風が吹いていた時期でした。しかし、ribbonはその高い歌唱力とコミカルで親しみやすいキャラクター、そして完成度の高い楽曲群で熱狂的な支持を集めます。なかでも、小動物のような愛くるしい笑顔と印象的なえくぼ、そして時折見せる芯の強さで、永作さんはグループのフロントマンとして絶大な人気を誇りました。
当時の写真や歌唱映像を振り返ると、過剰な装飾に頼らないナチュラルなボブカットと澄んだ瞳が際立っており、すでに現在の「飾らない美しさ」の原型が完成されていたことがよく分かります。