映像を見せ終え、手応えを語るプレゼンター側に対し、静寂を破って発せられた宮崎監督の言葉は容赦のないものでした。現場の空気を完全に凍りつかせた発言の全文と対話の流れは以下の通りです。
「毎朝、身体の不自由な友人に会うんです。ハイタッチするだけでも大変で、筋肉が強張っている手を出してハイタッチする。その彼のことを思い出したんです。彼の手の動きと、いま見せてもらったものが重なってしまった。これを作る人たちは、痛みが何たるかを知らないでやっていると感じる」
さらに宮崎監督は、制作側の動機そのものを厳しく断罪しました。
「極めて不愉快ですよね。そんなに気持ち悪いものを作りたいなら、勝手にやっていればいいけれど、僕はこれを自分たちの仕事と結びつけたいとは全く思いません。極めて何か、生命に対する侮辱を感じます」
この痛烈な言葉に対し、川上氏はうつむきながら「これは実験でして、世の中に見せてどうこうというものでは……」と釈明を試みましたが、鈴木敏夫プロデューサーからも「これ、どこへ行こうとしてるの?」と本質を突く問いが投げかけられ、プレゼンは完全な決裂となって幕を閉じました。