Q1:SNSを見るのをやめたいのに、手持ち無沙汰になるとついアプリを開いてしまいます。意志の力で我慢するコツはありますか?
A1:意志の力に頼るアプローチは失敗します。人間の脳は「禁止」されると余計にその行動に執着するからです。対策は「置き換え」と「物理的摩擦の増加」です。アプリをフォルダの奥深くに隠す、ログアウト状態にしてパスワード入力を必須にするなど利用の手間を増やし、空いた時間にはKindleなどの読書アプリやメモアプリが自動的に起動するよう配置換えを行ってください。
Q2:アドラー心理学でいう「健全な劣等感」と「不健全な劣等感」はどう違いますか?
A2:健全な劣等感とは、「理想の自分」と「現在の自分」を比較したときに生じるギャップです。これは「もっと成長したい」という前進のガソリンになります。一方、不健全な劣等感(劣等コンプレックス)は、「他者」と比較し、「どうせ自分は学歴がないから」「あの人と違って環境が悪いから」と、行動を起こさないための言い訳として劣等感を利用する状態を指します。
Q3:同僚や友人の成功をどうしても素直に喜べず、黒い感情が渦巻いてしまいます。性格が歪んでいるのでしょうか?
A3:決して性格が歪んでいるわけではありません。身近な人物の成功は、進化生物学的に「自分の群れの中での相対的地位(リソース獲得の優先順位)が脅かされた」という危機信号として脳に受容されます。黒い感情が湧いたときは、「防衛本能が正常に作動しているだけだ」と冷静にラベルを貼り、無理に祝福しようとせず、その場から静かに物理的な距離を取ることが大人の健全なセルフケアです。