女性は身体の構造上、尿道が約3〜4cmと短く、肛門や膣と近いため、細菌が膀胱へ侵入しやすい特徴があります。そのため、女性が「尿が生臭い」と感じる背景には、急性膀胱炎や細菌性膣症が隠れているケースが目立ちます。
膀胱炎を発症すると、尿の生臭さに加えて「排尿時のツンとした痛み」「頻尿」「残尿感」「尿の白濁」といった典型的な尿路感染症の症状が現れます。免疫力が低下しているときや、冷え、長時間のトイレ我慢が引き金となって一気に発症することが少なくありません。
さらに注意したいのが、尿そのものではなく「おりものの臭い」が混ざっているケースです。膣内の自浄作用が低下して嫌気性菌が増殖する細菌性膣症になると、魚のような生臭い魚介臭(アミン臭)の強いおりものが分泌されます。排尿時にこの分泌物が尿と一緒に流れることで、「尿そのものが生臭い」と錯覚してしまうパターンも多いため、おりものの量や性状の変化も併せて観察することが大切です。