日本サッカー協会が誇る至宝として、長年日本代表を牽引してきた松井大輔。彼のキャリアを語る上で欠かせないのが、日本プロサッカーリーグへの復帰と、横浜FCをはじめとする国内クラブでの躍動だ。
変幻自在のフェイントと見る者を魅了するプレースタイルは、ベテランと呼ばれる年齢に達しても色あせることはなかった。横浜FCでは三浦知良らレジェンドたちと共にピッチに立ち、フットサルFリーグへの挑戦やベトナムリーグ移籍など、飽くなき挑戦を続けた。
夫がピッチ上で戦う姿を、加藤は常にスタンドや自宅のモニター越しに見つめ続けた。怪我との闘いや引退への葛藤を最も近くで受け止め、心身両面で支え続けた妻の存在なくして、40歳を超えてもなお現役として走り続けた松井の偉業は語れない。