ここで避けて通れないのが、権利関係の問題だ。ネット上に流通するこれらの動画の多くは、ファンや匿名のユーザーによって過去の映像から切り出された二次創作物である。かつてはグレーゾーンとして見過ごされていたが、プラットフォームの監視が厳格化する現代において、この問題は新たな議論を呼んでいる。
しかし同時に、こうしたアーカイブが文化的な記憶を保存する役割を果たしていることも否定できない。古い映像素材が劣化し、公式サイトが閉鎖されていく中で、ユーザーの手によって作られた短いループだけが、かつてのスターの輝きを未来へと語り継ぐ皮肉な構造が生まれている。