彼の名を日本中の茶の間に決定的に刻み込んだのは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での源義高役だろう。悲劇の貴公子として登場した彼は、わずかな出演時間でありながら、儚さと高貴さを完璧に体現し、視聴者に強烈な爪痕を残した。哀愁を帯びた眼差しと凛とした立ち姿は、SNS上で爆発的な反響を巻き起こし、時代劇の新たなアイコンとしての地位を決定づけた。
その勢いは映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』における森蘭丸役でも遺憾なく発揮された。織田信長の側近として、美しさと冷徹な覚悟を同居させた演技は、錚々たる名優陣の中でも際立つ異彩を放っていた。所作の美しさだけでなく、内面に渦巻く感情を眼光ひとつで語る憑依型の演技スタイルは、映画界の監督たちを次々と魅了している。