バストサイズをめぐる議論で興味深いのが、地域ごとの顕著な違いだ。かつて大きな話題を呼んだトリンプ白書(ランジェリー白書プロジェクト)の分析や各種市場データによると、特定地域で平均カップ数が高くなる傾向が観察されている。例えば、近畿圏や一部の日本海側地域において、D〜Eカップ以上の売上比率が他地域よりも高い数値を示すことがある。
なぜ地域差が生じるのか。インナーウェア・下着業界の専門家からは、食文化(肉類や大豆製品の消費傾向)、睡眠時間、さらには日照時間によるホルモンバランスの影響など、多角的な説が唱えられている。気候風土と生活様式が、人体の発達に少なからず影響を与えている可能性は極めて高い。