東京都渋谷区代々木の広大な敷地にそびえ立つ国立オリンピック記念青少年総合センターは、今まさに大きな変革の刻を迎えている。高度経済成長期の熱気をいまに伝える歴史的建築群は、耐震補強と環境負荷の低減を両立させた次世代型施設へと生まれ変わりつつある。
ここで注目されるのが、近年急成長を遂げるスポーツインフラ産業の最新テクノロジーだ。単なる建替にとどまらず、デジタルツイン技術を活用した施設管理や、省エネ性能の劇的な向上など、官民連携による大規模イノベーションが進行している。競技施設としての機能強化と市民が日常的に親しめる開かれた公園機能の双方を満たすべく、都市のオアシスとしての役割が再定義されている。