新生活を始めたばかりのキッチンや旅先の自炊、あるいは調理中に計量スプーンが見当たらない場面で役立つのが、身の回りにある日用品を活用した計量スプーンなし砂糖の測り方です。ネット上やSNSでも頻繁に話題にのぼるのが「ペットボトルのキャップ」を使った代用法です。
清涼飲料水やミネラルウォーターの規格統一されたペットボトルキャップは、フチのギリギリまで水を満たしたときの容量が約7.5mlと設計されています。この物理的特性を利用したペットボトルキャップ砂糖小さじ代用の手順は以下の通りです。
キャップの深さに対して「約3分の2(7分目程度)」まで砂糖を入れると、ほぼ小さじ1杯分(約5ml=上白糖で約3g)になります。逆に、キャップになみなみとすりきり一杯入れた場合は約7.5mlとなるため、上白糖なら約4.5g(小さじ1.5杯分)、グラニュー糖なら約6g(小さじ1.5杯分)に相当します。
ただし、知恵袋やSNSの投稿を検証すると、この代用テクニックには落とし穴も潜んでいます。最も多い失敗談が「キャップの内側にあるネジ山(溝)に砂糖が挟まり、規定の量より少なくなってしまった」「キャップ満杯を小さじ1だと勘違いして投入し、甘すぎて味が破綻した」という声です。日常使いのティースプーン(一般的に一杯約3〜4ml程度)やカレースプーン(一杯約10〜12ml程度)を目分量で代用する場合も、製品ごとのサイズ差が激しく、誤差が20〜30%生じるリスクを認識しておく必要があります。